【代表理事・村田くみ】一般社団法人SHIPひきこもりと共生社会を考えるネットワーク設立の思い

【代表理事・村田くみ】一般社団法人SHIPひきこもりと共生社会を考えるネットワーク設立の思い

『SHIP!』の創刊号を手にして、雑誌作りが心底楽しいと思った20代を思い出しました。

「80年代サブカルチャーブーム」を牽引した雑誌『宝島』を愛読し、雑誌の作り手・書き手を目指してマスコミの世界に飛び込みました。

楽しかった毎日が一変したのは30代半ば。

父が急逝し、母の介護が始まり仕事との両立に苦しんで「介護うつ」も経験しました。3年半前に母を見送り、長いトンネルを抜け出しました。長年手放せなかったマイスリーなしでもぐっすり眠れるようになり、自分のやりたいことが少しずつできるようになりました。

本を作るため小さな出版社を立ち上げ、広島・被爆体験伝承者、長崎・交流証言者になり、「原爆の語り部」として活動をしながら、(大好きな大相撲観戦をしながら)自分らしさを取り戻した感じがします。



介護うつで苦しんでいた時に「『SHIP!』のような本があったら、もっといい選択肢があったのかも」と思いましたが、

「人生はいつでも何度でもReStartできる」。

だから、これからも大好きな仲間達と気負わず楽しみながら雑誌を作っていきたいと思っています。
みなさんの『SHIP!』の乗船をお待ちしております。

一般社団法人SHIPひきこもりと共生社会を考えるネットワーク代表理事
季刊「SHIP!」編集長
村田 くみ

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