私たちについて

団体名について

私たち「SHIP!」は、新たな未来への視点で発信し、発見とつながりの芽を一緒に生み出していく「船」です。

ひきこもり、不登校、生きづらさ、人権、孤立、8050、虐待、介護問題、自死、セルフネグレクト。 この社会は、今、どこに向かっているのだろうか。 ひきこもりや生きづらさ、様々な社会課題には、「助けて」と言えないたくさんの声がある。 「他人を頼らず、自分の力で」と刷り込まれてきた価値観(自己責任)。 でも、自分ひとりではどうすることもできない、どうしたらいいかわからない・・・ 誰にも言えない、言っても何も変わらない、傷つくだけだろう・・・ 本人や家族が抱える不安や葛藤の声は、見えづらく、孤立を深めやすい。

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自分の居場所、頼れる先や理解者を持ちづらいのは、子どもだけではない。大人たちも同じ。 先の希望が持てず、安心して声を出せない社会のなかに、私たちは生きているのではないだろうか。 だから、考えたい。 自分はひとりではないと思える社会 生きづらくとも、生きることをあきらめなくていい社会とは。 誰もが生きていいと思える「共生社会」とは何かということ。 立場や世代を超えて、発信し、考えつづけたい。 わたしの声、あなたの声に、耳を傾け合える、 互いの思いを知り合うことから、何かが生まれるのではないか。 そんな対話のできる社会に向けて「SHIP!」を共に漕ぎ出しませんか。

私たちの想い

立場を超えて「対話」ができる社会へ
異なる考えに出会い、「共生社会」の芽を創る

ひきこもり状態や、生きづらさは、多様である。だからこそ、声を聴き合う、対話の力が必要だ。 結論ありき、解決ありきの議論では、出したくても出せなかった当事者の声は、見過ごされてしまう。 社会の圧力や周囲の期待を内面化することで、その奥にある不安や傷つきの声は押しこめられ、発信することを自ら避けてしまう。 声なき声を丁寧にすくいあげ、社会課題を考えるために必要なのが「対話」の力である。 対話は、「知らなかった」領域から、「自分とは異なる価値観だが、なるほど、そういう考え方もあるんだな」と、考えの違いを知ることで、先入観、偏見を外す芽、「自分もそうだったかも」と我が事としての気づきや学びを得ることができる。

違いはお盆の上に乗せて
それぞれの価値観は否定されない

対話の場では、さまざまな領域、異なる背景、習慣、文化、価値観を持っていたもの同士が、ひとりの「人」として出会い、抱いている思いや考えに耳を傾ける。一方的ではなく、双方向から、立場を超えて、対等な人間として、言葉を往復させる。違いはお盆の上に乗せて。それぞれの自分とは違う価値観を否定したり、その個人を攻撃したりしない。自分はこういう意見だけど、自分とは違う意見もそれぞれ尊重し合える。 反対に、対話のない社会は、分断を生み、その行き着く先は、「力」と「力」の争いである。 戦争・暴力の反対語は、 平和ではなく「対話」である。(『対話する社会へ』 暉峻淑子より)。 対話ができる社会は、争いや排除のない社会、誰もが「声」を出していい社会への一歩である。 「ひきこもりと共生社会」を考える一歩となる。

私たちのミッション

誰もが生きていいと思える社会を目指して

当法人は、ひきこもり状態や不登校、生きづらさを抱える当事者とその家族が、年齢や障害の有無、性別に関係なく、誰もが生きていていいと思える未来、居場所、つながりを感じられる共生社会の実現のために、社会課題を考えるメディアを創出する。加えて、誰もが排除されず、立場を超えて対話ができる場づくりや、当事者が活躍できる機会の創出、当事者視点に基づく支援施策に関する提言を行い、社会的孤立から社会的包摂(ソーシャルインクルージョン)を目指した活動を目的とする。
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