季刊「SHIP!」創刊号
4月1日創刊
【特集】既成概念を打ち破る

ひきこもり146万人(全世代50人に1人)
不登校35万人(11年連続増加)
不登校の親の希死念慮11人に1人
この社会は、今、
どこに向かっているのだろうか。
私たちをとりまく社会の課題には、
制度の狭間でSOSを上げられない声が
たくさんの声がある。
人権侵害、孤立、虐待、介護、
8050問題、セルフネグレクト・・・
本人や家族が抱えざるをえない、
声なき声を生み出す社会的背景、
見えなかったものに光を当て、
「社会で共に考える課題」として、
当事者視点で発信します。
ひきこもり・生きづらさ
私たちの社会課題を考える
季刊「SHIP!」
当事者の声とともに創刊。
🔵創刊号 特集「既成概念を打ち破る」 4 月 1 日創刊
🔵第 2 号 特集「不登校と戦争~生きづらさを生み出す正体とは?」 7 月 30 日発行
🔵第 3 号 特集「学校問題とひきこもり」 10 月 30 日発行
🔵第 4 号 特集「孤立せずに生きていく 8050 問題とひきこもり」 1 月 30 日発行
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3冊まで400円 4冊以上10冊未満600円
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【目次】


《創刊号・特集テーマ》
『既成概念を打ち破る』
【巻頭言】見えなかったもの、失われた声に光を当てる

《特集インタビュー》
道なき道を切り開き続ける
全国初のコミュニティソーシャルワーカー
勝部麗子さんに大阪のおかんが聞く
「人に迷惑をかけてはいけない――」。そう思って生きてきた私は、20年ひきこもっている息子の母でもある。豊中市社会福祉協議会の勝部麗子さんとの対談を通じて気づいたのは、誰かに迷惑をかけると思っていたことが、本当は「誰かに助けてほしい」という困り事だったということだ。困っていたら誰かが力を貸していくような地域づくりとは何なのか。本記事から考えたい。
【取材・文 日花睦子 / 構成 上田理香】

《座談会》
SHIP!編集部座談会
ありのままに生きる
~それぞれがたどった道~
「ひきこもるのも、病気になるのも、事故に遭うのも、自分の責任」──そんな風潮が広がりつつある。さまざまな問題が「自己責任」で片付けられてしまう状況に、生きづらさを感じる人も多いのではないだろうか。制度からこぼれ落ちてしまった人たちは、いったいどうすればよいのだろう。果たしてセーフティネットはあるのか。SHIP!編集部は、「誰も取りこぼされないように」という思いを込め、本座談会を企画した。不登校、ひきこもりの経験を持つ当事者だからこそ、今、苦しんでいる人に伝えたい思いを語り合った。
【構成:松永和歌】


《インタビュー》
「医療だけでは生きやすくならない」
滋賀県立精神保健福祉センター精神科医
辻本哲士氏に聞く
「ひきこもりは病気や障害ではない」「病院に行っても解決しない」「そもそも本人は医者に行きたがらない」「受診ができないために、公的な福祉サービスを受けることができない」など、医療受診への壁は厚い。30年以上、精神保健福祉センターや地域医療の現場で、小児から大人まで、本人主体の医療を共同実践されてきた辻本哲士氏。そこから見えてくるものは、「病」の前に「人」への尊厳とまなざしだ。医療によって傷ついてしまう当事者の心情とも向き合い続けた辻本氏に、医療現場からの本音を語ってもらった。
【取材・文:上田理香(SHIP!発行人)】

《当事者手記》
【間取り】で語るひきこもり 喜久井伸哉
家の「間取り図」と「ひきこもり体験」にはどんな相関関係があるのか? 私は小学校の2年生から「不登校」になり、家族以外とはほとんど交流せずに10代を過ごした。約10年におよぶ「ひきこもり」の期間を過ごしたのは、15階のマンションの一室だった。近頃、「ひきこもりにさせない間取り」などという広告宣伝をネット上で見かけるが、本当に解決に至るのか。「家」というブラックボックスを解析してみた。
【手記:喜久井伸哉】

《家族支援》
氷のように凍った心は、温かい心でしか溶かせない
NPO法人ふらっとコミュニティ理事長
山根俊恵さんインタビュー
生きづらさを持つ人の支援を包括的に行っている、山根俊恵さんにインタビュー。精神科看護師やケアマネジャーとして勤務した後、生きづらさを抱えた人たちが住み慣れた地域でその人らしく生きていく支援の必要性を感じ、「NPO法人ふらっとコミュニティ」を開設。2015年には、山口県宇部市で市町村初となる「ひきこもり相談支援」の委託を受けた。伴走型支援「山根モデル」は、話を聴いて終わらない支援として、多くの家族関係に変化を与え続けている。「8050問題の最前線」では実践的なケースを掲載する。
【取材・構成 喜久井伸哉 上田理香】

《インタビュー》
鮮明に見えちゃうのに、言葉にできない苦しさ
石川良子 立教大学社会学部教授に聞く
ひきこもり当事者は一体どのような世界で生き、そこにはどのような生きづらさが存在しているのか。彼ら・彼女らは「極めて高精細な最先端のテレビ画像のような、鮮やかすぎる世界」で、自らの生と対峙し続けている。そう表現するのは、石川良子・立教大学社会学部社会学科教授だ。そんな彼らの鮮明に見えすぎてしまう世界や、自らの生に対するモヤモヤをきちんと言葉にできない苦しさなどについて、石川さんに話を聞いた。
【取材・構成 石井英資 撮影:瀧本裕喜】

《当事者の表現・アート》
SHIP! × ART
ノナカミホ
1991年山梨県南アルプス市生まれ。ペン作家、アール・ブリュット作家。小学校3年生から学校に行かず、自室で絵を描き続けた。20歳で強迫性障害を発症。24歳で入院中、他者とのかかわりを機に極細の黒ボールペンでスケッチブックに作品を描き始めた。退院後、「絵を仕事にできる」と主治医から紹介を受けたデイケアで造形作家の上野玄起氏から絵画を学び、2017年4月に北杜市で個展を開催。以来、県内外の企画展で発表を続けている。


《兄弟の思い》
姉は統合失調症?
家族のリアルな葛藤を20年間記録
映画『どうすればよかったか?』 藤野知明監督に聞く
統合失調症のような症状をもつ姉と両親との対話を20年間記録し続けた映画『どうすればよかったか?』の藤野知明監督に、ひきこもる本人や家族の視点から話を聞いた。
【取材:池上正樹 本多寿行 上田理香】


《連載》
私が出会ってきたもの
『しろひげ先生』 山中光茂氏に聞く
東京都江戸川区で訪問診療を中心とした医療・介護事業を展開するしろひげファミリー。日々患者一人ひとりと真剣に向き合い、寄り添う山中光茂氏(しろひげ先生)だが、少年時代は生きることの意味を見いだせなかったがという。外交官の夢、アフリカでのプロジェクト、松阪市長としての活躍を経て、医師として現在の診療スタイルを確立するまでにどんな出会いがあったのか。また突き動かされたものは何だったのか。
【取材:谷美樹 / 上田理香】

《特別インタビュー》
「対話」で既成概念を打ち破る精神科医・斎藤環さん
ジャーナリスト池上正樹と当事者たちが会う
精神医療の中では異端とも言える手法、「対話」を通じて患者を回復に導くという精神科医・斎藤環さん。斎藤さんは、2024年10月に「つくばダイアローグハウス」を設立した。そこでは、患者・近親者らの協力者・治療者がチームとなり、「オープンダイアローグ」と呼ばれる「対話実践」を用いて治療を行う。私たちは、新築のハウスで話を伺った。
【取材:池上正樹ほか 文:カサンド蘭子 取材:瀧本裕喜】

🔵創刊号 特集「既成概念を打ち破る」 4 月 1 日創刊
🔵第 2 号 特集「不登校と戦争~生きづらさを生み出す正体とは?」 7 月 30 日発行
🔵第 3 号 特集「学校問題とひきこもり」 10 月 30 日発行
🔵第 4 号 特集「孤立せずに生きていく 8050 問題とひきこもり」 1 月 30 日発行
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